本来眼鏡(めがね)とは見えづらくて目が疲れるのを和らげるための道具です。
めがねをかけると疲れるというのはめがねに何か原因があると思われます。
ひとつには度数が有っていない事が考えられます。
仮に度数が合っていたとしてもきちんと作成されていなければ不調の原因となります。
また、片目ごとに度数が合っていたとしても両眼できちんと見えないとよくありません
「とりあえず見えるめがね」 と 「快適に見えるめがね」 は違います。
快適に一日かける事が出来て初めて本来の機能を持った道具と言えます。
当店では両眼できちんと見える両眼視機能を考慮した眼鏡作製を行っております
(両眼視機能については下記をご覧ください)
「とりあえず見えるメガネ」とは?
次のような症状に当てはまることはありませんか?
●見えるようにはなるが疲れたり頭が痛くなる
●ずっと物を見ているのがつらい
●作り替えても今一つすっきり見えない
●左右の見え方のバランスが悪い
●両眼で物を見た時に二重に見えたり、ぶれてはっきり見えない
●両眼よりも片眼にした方が見えやすく楽に感じ気が付いたら片目で見ている
●鼻や耳、側頭部が痛くなる。又はずり下がる。
●運転時など仕方ないからめがねをかけている。
●めがねはよく見えないからコンタクトレンズにしている。
●肩がこりやすい等々
という声を聞く事がよくあります。
これらの症状のほとんどはめがねがきちんとできていない事が原因です。
失礼とは思いますが、このような本来の機能を発揮できないめがねの事を「めがねのようなモノ」と言わせて頂いております。
多少の慣れ等も必要にはなりますが「めがねのようなモノ」ではなく「きちんとしためがね」をかければ以上の事は改善されるはずです。
残念なことに世の中「・・・のようなモノ」が結構たくさんあります。
全てにおいて「本物」を見つける事こそ賢い買い物だと思っております。
私もめがね以外は全て消費者ですのでなかなか難しいですが「本物」を見つけるよう心掛けております。
「きちんとしためがね」「快適に見えるめがね」とは?
そのためには以下のような条件がすべてそろう事が大切です。
以下はそれらについて少し詳しく説明させて頂きたいと思います。
①無理せず楽によく見え疲れない。
②ずり下がらずまた、痛くならずにかける事が出来る様に調整されている。
③1日中かける事が出来る。(使用目的によって異なる場合が有ります)
④レンズがフレームに対して無理なく保持されるように加工調整されている事
めがねの機能として以上の①~④の4つが備わっていることが大事です。
どれか一つでも欠けるときちんとした機能が発揮できないめがねになります。
⑤そしておしゃれであること。
(お顔にかかるものですから外見も重要な要素ですね)
以上、よく見え、かけやすく、おしゃれであってこそ良いめがねです。
今まで良いめがねに巡り会えなかった方は是非一度、当店のめがねをかけてみてください。
きっと他とは違う何かに気づかれることと思います。
完全予約制できちんとしためがねを
上記①~⑤を兼ね備えた、「きちんとしためがね」をお作りするためには一人一人のお客様にとても手間と時間がかかります。
そのため当店は完全予約制とさせていただいております。
めがね作成にあたってはおひとり様に2~3時間を要しますので時間の都合上、1日最大で2名様までしか対応することができません。
ご理解とご協力、宜しくお願い申し上げます。
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ここからは眼鏡作製について詳しくお話させて頂きます
お時間が有りましたらご覧ください
==度数について==
快適に無理なく、よく見える事が必要です。
度数を下げて見づらい眼鏡は逆に疲れの原因となっている事もよくあります。
反対に度数が強過ぎても見えづらく疲れや頭痛等の原因になります。
よく見える眼鏡は目に良くないと思っていらゃっしゃる方をよく見かけますがこれも誤った考えのようです。
強すぎず弱すぎず無理せずに見える適正な度数が良い状態です。
最近の研究では、はっきり見えない状態にしておくのは良くないと言われております。
==度数調整について==
一般的にはオートレフラクトメーターという機械で計測し、その値を元に片眼ずつの度数を測定しただけで眼鏡を作製すると思います。
ここまでならば短時間で済みます。
==両眼視機能==
当店ではさらに踏み込んで、「両眼視機能」と言いまして両眼でより快適に見える事にも重点を置いた測定を行い眼鏡を作製致しております。
日常では両眼で物を見ています。
実は単純に片眼それぞれが良く見える度数のものを、かければよいというものではありません
両眼がバランスよく働いて見えて初めて快適な見え方となります。
この両眼での物の見え方の働きが悪いと見えづらいだけではなく疲れや肩こり、頭痛等の原因にもなるようです。
また、運転や操縦等にも影響が生じる事が有ります。身近な所ですと
●大型自動車等の運転免許で深視力検査が難しい。
●野球でフライが取れない等、球技が苦手。
●自動車をよくぶつける。
●本などを読んでいる時に同じ行を読んでいる。
●眼鏡を新しく作り変えても今ひとつすっきりと見えない。
●両眼で見た時に物が二重に見える。ぶれてはっきり見えない。(片眼だと二重に見えない)
●両眼で見るよりも片眼で見る方が楽に見える
等々のような症状が起こります
これらの事を調べるにはとても時間と手間がかかります。
そのために当店では予約制とさせて頂いております。
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==フレーム選び==
お顔の大きさ目の位置、骨格、度数等の条件を考慮し、かけやすく見栄えも良くなるものを、デザインにおいてもお洋服や瞳や肌、髪の毛の色、雰囲気、使用目的、使用場面、ご職業等々を考慮し提案させて頂いております。
時には度数やお顔の条件に合わない為にご希望通りにいかない事も有るかもしれませんが、デザインのみを重視した為にかけづらい、使いづらいめがねになってしまっては、もったいないからです。
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==めがねの加工について==
外見を考えると主役はフレームのように思われますが本来の目的で「物を見る」という事から言えばレンズが主役と言えるでしょう。
フレームはこのレンズを良い状態で保持する役割の道具(部品)と言えます。
レンズをどのようにフレーム合わせて行くかについて下記をご覧ください。
==めがねの加工について―レンズの大きさ==
大きすぎず小さすぎずレンズに負担がかからない大きさに仕上げる必要が有ります。
大きいとレンズにひずみが生じますし小さいとレンズが外れやすくなります。
当店では一つずつ、ひずみ計でチェックし大きさを微調整しながら加工致しております。
またレンズの厚み等を考慮し、より外観が良くなるように一つ一つ丁寧に作成致しております。

歪計を通してみたところ
左レンズが大きすぎる為に締め付けられて
色が変化して見える所がひずみ
==めがねの加工について―レンズの中心位置==
視線がレンズの中央を通るようにレンズの中心から中心までの幅や高さなどを使用目的を考慮して作成しなければなりません。
当店では各フレームごとに片眼ずつ、瞳の中心位置を測定し、レンズ中心位置を決定し眼鏡を作成致しております
==めがねの加工について―レンズカーブ==
あらかじめフレームには一定のカーブがつけられておりますが、レンズの種類や度数ごとにこれらのカーブはすべて異なっております
先に記しましたようにレンズが主役です。
あらかじめついているフレームのカーブをそれぞれレンズごとに合わせて調整する必要が有ります
調整せずにそのままレンズを押し込むとレンズに無理な力が掛かり見え方にも影響します、またレンズにも悪影響を与えます。
当店ではきちんと調整して作成いたしておりますが、残念ながら世間一般の眼鏡でカーブ調整がきちんと施された物はめったにお目にかかりません。それだけ無頓着に作製しているという事かもしれません。
その他は、おかけ具合の調整とだぶってきますので加工についてはここまでとします


*向かって右のフレームカーブとレンズカーブが合っていない状態カーブ形状が違います
レンズカーブがわかりやすいように赤線が付けてあります
*向かって左側はフレームカーブとレンズカーブが合っている状態
レンズカーブがわかりやすいように赤線が付けてあります

左画像はレンズのカーブを測定しているところ
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==おかけ具合の調整(フィッティング)==
眼とレンズの距離等が一定の条件で維持できるように、ずり下がりにくくかつ、お鼻やお耳の後が痛くならないように絶妙な状態に調整しなければなりません。
いくら度数が合っていてもおかけ具合の調整がきちんとされていないと、本来の度数が発揮できず見えづらいだけではなく、疲れや頭痛等の原因にもなります。

左画像は
フィッティングや加工に使用する器具類
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==残念な事に==
「両眼視機能を考慮した度数測定」が行え、「きちんとしためがねに加工」でき、「ずり下がらず痛くならないおかけ具合の調整」まで出来る人材がとても少ないのが現状です。
一概にめがね店と言ってもそのレベルの差はかなりのものです。
あなたはどのようなお店を選ばれますか?
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==最後に==
ご予約時などに所要時間は2~3時間とお伝えすると「えー!2時間もかかるの!」とおっしゃられる事が良くあります。
きちんとしためがねを合わせるにはそれなりの手間と時間が必要になります。
ご来店頂き、すべての作業が終わった後にはほとんどの方が「色々と合わせてもらうと2~3時間ってあっという間なのね!」とおっしゃられます。
これから数年を快適に過ごして頂くためにもそれなりのお時間を頂ければと思います。
手間をかけなければもっと短時間で済ませる事もできますがそのようなお店はたくさんありますのでそちらにお任せすればよいかな?と思っております。
ちなみにめがねの買い替えサイクルは3年位です。
3年以上経過するとレンズの劣化が目立ち始めます。
見えているつもりでも微妙に見えづらくなっている事がよくあります。
あまり間が空きますと次回の新しい度数に慣れるのも大変になります。
大切な眼の為に定期的にきちんと楽に見えるめがねをご購入頂ければと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。